健康診断の異常を指摘された方へ
健康診断や人間ドックで要再検査や要精密検査と言われると、少し不安になりますよね。
実際には、早めにきちんと確認することが大切です。
健康診断の異常は、すぐに病気というわけではなく、将来のリスクを見つけるサインであることが多いのです。
当院では、そうした異常値を見逃さず、必要な検査や治療へつなげるお手伝いをしています。
健康診断でよく見られる異常項目
健康診断で異常とされる項目は多岐にわたります。
主に次のようなケースで相談に来られる方が多いです。
- 血圧が高い(高血圧)
- 血糖値が高い(糖尿病の疑い)
- 中性脂肪・コレステロールが高い(脂質異常症)
- 肝機能の異常(AST・ALT・γ-GTPの上昇)
- 貧血・血液異常(ヘモグロビン低下など)
- 便潜血反応陽性(消化管出血・大腸ポリープ・がんの可能性)
- 尿の異常(たんぱく・糖・潜血)
これらの項目は、体のさまざまな臓器や代謝のバランスを示す重要な指標です。
少し高いだけだから、自覚症状がないからと放置すると、動脈硬化や生活習慣病の進行、がんの発見の遅れにつながることもあります。
健康診断後の精密検査の重要性
大切なのは、結果を見たら終わりではなく、次の行動につなげることです。
まずは、検査項目のどの数値がどのくらい異常なのかを把握し、再検査や追加検査が必要かどうかを確認します。
たとえば、
- 肝機能の異常 → 肝炎ウイルス・脂肪肝・アルコール・薬の影響などを調べる
- 血糖値の上昇 → HbA1c(1〜2か月の血糖平均)を測定
- 便潜血陽性 → 大腸カメラ(大腸内視鏡検査)で出血源を確認
このように、異常の背景にある原因を明確にすることが、健康を守る第一歩です。
健康診断の異常を放置するとどうなる?
症状がないまま進行する病気は少なくありません。
- 高血圧や糖尿病は、動脈硬化を進行させて心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
- 肝機能異常を放置すると、脂肪肝から肝硬変・肝がんへ進行することがあります。
- 便潜血を無視すると、早期大腸がんを見逃す可能性もあります。
健康診断の異常は、将来の病気を防ぐための早期警告です。
何も症状がない今だからこそ受診していただきたいと思います。
当院で対応可能な検査・診療
当院では、健康診断のフォローとして、次のような検査・治療を行っています。
- 血液検査・尿検査:再検査や詳細検査で原因を確認
- 腹部エコー検査:肝臓・胆のう・すい臓・腎臓の異常をチェック
- 胃カメラ・大腸カメラ:便潜血や胃の不快感の精査
- 生活習慣病管理:高血圧・糖尿病・脂質異常症の継続フォロー
当院では鎮静剤を使った眠ってできる内視鏡検査にも対応しており、検査が苦手 怖いという方にも安心して受けていただけます。
また、必要に応じて柏市内や近隣病院への迅速な医療連携・紹介も行っています。
健診結果を持って来院される方へ
健康診断の結果票をお持ちください。
どの項目がどれだけ基準値を超えているかをもとに、リスク評価と再検査計画を立てていきます。
どの科に行けばいいかわからないという方も、まずは当院にご相談ください。
内科・消化器内科・外科の視点から、必要な検査をワンストップでご案内します。
院長からのメッセージ
健康診断は、病気を早く見つけるだけでなく、病気にならないようにするための大切な機会です。
私たちは、異常値を見逃さず、患者さんが安心して自分の健康を理解できるように丁寧にサポートしていきます。
検査数値の背景には、それぞれの生活リズムや体質、食習慣があります。
必要以上に不安にならず、一緒に改善策を考えていきましょう。
まだ症状はないけれど、何となく気になる
そんな段階での受診が、最も効果的な予防です。
健康診断で気になる結果があった方、ぜひ一度ご相談ください。
<文責 消化器内視鏡専門医・消化器病専門医・外科専門医・消化器外科指導医 三浦 富之>
