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睡眠時無呼吸症候群(SAS)・CPAP治療

おなかのクリニック紬(つむぎ)では、千葉県柏市のJR常磐線「北柏駅」北口から徒歩1分の場所で、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査と治療に取り組んでいます。

私たちは消化器内科や内視鏡検査を専門とするクリニックですが、日々の診療の中で、睡眠中の呼吸トラブルが胃腸の不調や生活習慣病の悪化に深く関わっていることを実感しています。

いびきがうるさいと指摘されたり日中に強い眠気を感じたりする場合は注意が必要です。睡眠中の無呼吸は、放置すると心臓や血管に大きな負担をかけ、重大な病気を引き起こす要因となります。

当院では、地域の皆さんが安心して相談できるよう、ご自宅で受けられる簡易検査の導入から、標準的な治療法であるCPAP治療の管理まで、一人ひとりに寄り添ったサポートを提供しています。夜の眠りの質を改善することは、明日の活力だけでなく、数年後の健康を守ることにつながります。お腹の悩みと一緒に、睡眠の不安についてもぜひ私たちにご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。自分では眠っているため気づきにくいのですが、体は深刻な酸素不足に陥っています。まずは、ご自身やご家族が以下のような症状に気づいていないかチェックしてみてください。

夜間に見られる主な症状

  • 家族から「いびきが非常に大きい」と注意される
  • 睡眠中に「呼吸が止まっている」と指摘されたことがある
  • 何度も目が覚めてしまい、熟睡感がない
  • 夜間に何度もトイレに起きる
  • 寝汗をかいたり、寝苦しさを感じたりする

日中に見られる主な症状

  • 朝起きたときに頭が重い、または頭痛がする
  • 日中に激しい眠気に襲われ、仕事や運転に支障が出る
  • 常に体がだるく、疲れが取れない感覚がある
  • 集中力や記憶力が低下していると感じる
  • 会議中や静かな場所ですぐに居眠りをしてしまう

これらの症状の中で、特に3つ以上当てはまる方は睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。睡眠の質が低下している場合、自律神経にも影響を及ぼし、精神的なストレスを感じやすくなることもあります。心の不調や自律神経の問題については「不眠・ストレス・自律神経の乱れ」のページもあわせてご確認ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因について

睡眠時無呼吸症候群が起こる主な原因は、睡眠中に空気の通り道である「気道」が塞がってしまうことにあります。なぜ気道が狭くなってしまうのか、そこにはいくつかの要因が重なり合っています。

物理的な要因

  • 肥満による首周りや喉への脂肪の蓄積
  • 扁桃(へんとう)やアデノイドが肥大している
  • 舌の根元が落ち込みやすい体質
  • 顎が小さい、あるいは後ろに引けているといった骨格の問題

生活習慣や加齢による要因

加齢によって喉を支える筋肉が緩むことも、気道が狭くなる一因です。また、就寝前のアルコール摂取は筋肉を弛緩(しかん)させるため、いびきや無呼吸を悪化させます。喫煙による喉の粘膜の炎症も影響を与えると考えられています。

特に肥満の方は、内臓脂肪だけでなく喉の内側にも脂肪がつくため、呼吸が妨げられやすくなります。これは生活習慣病の悪化とも密接に関係しており、相互に影響し合います。生活習慣の改善がSASの症状を軽減させることも多いため、総合的な体調管理が重要です。詳細は「生活習慣病について」のページもご覧ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の病気の種類について

睡眠時無呼吸症候群は、その原因によって大きく3つのタイプに分類されます。当院で診察を受ける患者さんの多くは、一つ目の「閉塞性」に該当します。

1. 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)

もっとも一般的なタイプで、喉の筋肉の緩みや脂肪などが原因で、気道が物理的に塞がってしまう状態です。呼吸をしようとする努力はあっても、空気が通りません。激しいいびきを伴うのが特徴です。

2. 中枢性睡眠時無呼吸(CSA)

脳の呼吸中枢から「息をしろ」という指令がうまく伝わらないために起こります。気道が塞がっているわけではありませんが、呼吸そのものが一時的に止まってしまいます。心疾患をお持ちの方に見られることがあります。

3. 混合性睡眠時無呼吸

閉塞性と中枢性の両方の特徴を併せ持っている状態です。通常、最初は中枢性の無呼吸から始まり、徐々に閉塞性の無呼吸に移行していくパターンが多く見られます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療法について

当院では、検査結果に基づき、患者さんのライフスタイルや症状の重さに合わせた最適な治療法をご提案しています。

CPAP(シーパップ)治療

CPAP治療(持続陽圧呼吸療法)は、中等症から重症の睡眠時無呼吸症候群において、最も標準的で効果が高いとされる治療法です。専用の装置から鼻に取り付けたマスクを通じて一定の圧力をかけた空気を送り込み、気道を押し広げることで無呼吸を防ぎます。

この治療を開始したその日からいびきが止まり、日中の眠気が劇的に改善する患者さんも少なくありません。CPAPはメガネをかけるのと同じように、寝る時に装着することで効果を発揮するものです。根本的に病気を治すものではありませんが、継続することで心筋梗塞や脳卒中の予防に大きく貢献します。

マウスピース(スリープスプリント)による治療

軽症から中等症の方の場合、歯科医院と連携して作成するマウスピースが有効な場合があります。下顎を少し前に出した状態で固定することで、気道を広げる効果が期待できます。旅行の際などの持ち運びにも便利です。

生活習慣の改善

全ての患者さんに共通して重要なのが、生活習慣の再確認です。減量は最も効果的なセルフケアの一つであり、体重を落とすことで気道周りの脂肪が減り、CPAPの圧力を下げられたり、治療そのものが不要になったりすることもあります。また、横向きに寝る工夫をすることで、舌の落ち込みを防ぐことができます。

CPAP治療と検査の流れについて

「自分も無呼吸かもしれない」と感じたら、まずは当院へご相談ください。北柏駅から徒歩1分とアクセスが良いため、お仕事帰りなどにも立ち寄りやすい環境です。

1. 初診とカウンセリング

まずは問診にて、日中の眠気の強さやいびきの状況、既往歴などを伺います。お腹の張りや胸やけなど、消化器症状がある場合も遠慮なくお伝えください。

2. 自宅での簡易睡眠検査

検査機器をご自宅にお送りします。寝る前に指先や鼻にセンサーを装着するだけの簡単な検査で、普段通りに寝ていただくだけで測定可能です。入院の必要はありません。

3. 診断と治療方針の決定

検査データを解析し、1時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計回数(AHI)を算出します。この数値に基づいて、CPAP治療が必要かどうかを判断します。

4. CPAP機器の設定と導入

当院では、信頼性の高いResMed社やFisher & Paykel社の機器を取り扱っています。静音性に優れたモデルや、装着感の良いマスクなど、患者さんに合うものを選定し、使い方の練習を行います。

5. 定期的な外来フォロー

健康保険でCPAP治療を受ける場合、月に1回の診察が義務付けられています。装置に記録された使用データを確認しながら、圧力を微調整したり、マスクの不快感がないか相談に乗ったりと、無理なく治療を続けられるようサポートします。

睡眠時無呼吸症候群と消化器疾患の深い関係

おなかのクリニック紬として、特にお伝えしたいのが逆流性食道炎との関連性です。睡眠中に呼吸が止まると、空気を吸おうとして胸の中の圧力が大きく変化します。この圧力が、胃の内容物を食道へ逆流させる力を強めてしまうのです。

「朝起きたときに喉がヒリヒリする」「胸やけで夜中に目が覚める」といった症状がある方は、実はその背景に睡眠時無呼吸症候群が隠れているかもしれません。私たちは、消化器内科の視点から胃カメラ検査による食道の評価と、睡眠時無呼吸の治療を並行して行うことができます。多角的なアプローチにより、不快な症状の根本解決を目指します。逆流性食道炎の詳細については「食道の病気(逆流性食道炎・食道がんなど)」のページもご参照ください。

睡眠時無呼吸症候群についてのよくある質問

検査やCPAP治療は保険が適用されますか?

はい、一定の基準を満たせば検査も治療も健康保険が適用されます。簡易検査でAHIが40以上、あるいは精密検査でAHIが20以上の場合、保険診療でのCPAP治療が可能です。装置はレンタル形式となり、毎月の通院と合わせて自己負担額は3割負担の方で月に5,000円前後となります。

CPAPのマスクが気になって眠れない気がします?

最初は違和感があるかもしれませんが、多くの方は数日から数週間で慣れていきます。当院では鼻を覆うタイプや鼻の穴にフィットするタイプなど、さまざまな種類のマスクを用意しています。どうしても合わない場合は変更も可能ですので、気軽にご相談ください。

痩せればCPAP はやめられますか?

肥満が主な原因であった場合、適切なダイエットによって無呼吸が改善し、CPAPが不要になるケースはあります。定期的な評価を行い、治療の継続が必要かどうかを一緒に確認していきましょう。

他のクリニックでCPAPをしていますが、転院は可能ですか?

もちろん可能です。お引越しや通いやすさの理由で当院への転院を希望される方は、紹介状(診療情報提供書)をお持ちいただければスムーズに継続できます。

院長より

「ただのいびきだから」と放っておいてしまう方も多いのですが、睡眠時無呼吸症候群は、心血管系への負担や、日中の事故リスクを伴う、見過ごせない病気です。

おなかのクリニック紬では、消化器診療で培った丁寧な診察と説明を大切にしながら、患者さんの全身のコンディションを整えるお手伝いをしたいと考えています。私たちは、胃カメラや大腸カメラを通じて、がんの早期発見・早期治療に努めていますが、それと同じくらい「日々の生活の質」を高めることも大切にしています。睡眠不足や日中のだるさは、皆さんの人生の喜びを半減させてしまいます。北柏の地域の皆さんが、朝をスッキリとした気持ちで迎え、元気に一日を過ごせるよう、精一杯サポートさせていただきます。どんなに些細なことでも構いません、ぜひ私たちを頼ってください。

<文責 消化器内視鏡専門医・消化器病専門医・外科専門医・消化器外科指導医  三浦 富之>

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